2012年4月21日土曜日

海外旅行と保険のスゝメ » 東ティモール:デング熱の流行について


2012年03月07日(水)

ロングステイ財団、認定アドバイザーがご案内します海外渡航情報。

本日は、平成24年3月6日に外務省から発令されております、
東ティモール:デング熱の流行についてのご案内です。

ご渡航をご予定されていらっしゃる方は、
旅の計画や海外旅行保険加入の際の現地情報把握のご参考にしていただき、
くれぐれも現地での滞在にはご注意下さい。

※このブログの情報ソースについて、当発信者が外務省へ著作権の確認と、
 文章引用について関係部署への報告・確認を行い、皆様方にご案内しております。

_________________________________


色覚異常のチェック

1.デング熱の流行
 在東ティモール日本国大使館が首都ディリにある国立病院事務長に
確認した情報によると,2012年1月以降同国立病院において緊急治療
を要したデング熱患者数は2月27日現在213人であり、うち10人が死亡
しました。また、現地在留邦人にも数名のデング熱罹患(及び罹患疑い)
での入院事例が発生しています。
 東ティモールでデング出血熱となった場合は、同国内では十分な治療
を行うことができず、シンガポール等近隣の先進国への緊急医療搬送
が必要になります。当地で罹患した(及び罹患疑い)邦人もデンパサール
(インドネシア・バリ島)及び本邦に搬送されました。
 東ティモールは、従来デング熱の流行地ですが,今回の感染者数は
例年よりも多く,流行が拡大する可能性があります。
 東ティモールに渡航,滞在を予定されている方は下記2.(4)の予防対策
をとるようお勧めします。また、海外旅行傷害保険への加入及び内容の
確認(緊急移送に対応しているか否か等)を強くお勧めします。


大学生の統計でうつ病

2.デング熱について
(1)感染源
 デング熱はデングウイルス(フラビウイルス属で1~4型まである)を持つ蚊
(ネッタイシマカ,ヒトスジシマカ等)に刺されることで感染します。感染は必ず
蚊が媒介し,人から人への直接感染はありません。一度かかると免疫がで
きますが,異なった型のデングウイルスに感染した場合は再発症します。デ
ング熱を媒介する蚊の活動はマラリアを媒介するハマダラカと異なり,夜明
け少し前から日暮れまでの間(特に朝と夕方)です。ただし室内にいる蚊は、
夜間でも刺すことがあるので注意する必要があります。

(2)症状
 3~15日(通常5~6日)の潜伏期を経て,突然の発熱で始まります。38~
40度程度の熱が5~7日間続き,激しい頭痛,眼窩後部痛,関節痛,筋肉
痛,発疹を伴います。この発疹は風疹と同じような小さな紅斑で,かゆみ
や痛みはありません。また,発熱期の後期や解熱後に軽い皮下出血が足
や脇の下,手のひらなどに現れます。通常,症状が現れてから自然軽快す
るまでの期間は7日間前後です。


遺伝学と気分障害の役割

(3)治療方法
 デング熱には特効薬がなく,一般に対症療法が行われます。特別な治療
を行わなくても重症に至らない場合が多く,死亡率は1パーセント以下であ
ると言われています。ただし,時折デング出血熱という重篤な病気に至るこ
とがあります。デング出血熱は,口や鼻等の粘膜からの出血を伴い,死亡
率の低いデング熱と異なり,通常でも10パーセント前後,適切な手当がなさ
れない場合には,40~50パーセントが死亡すると言われています。出血熱
は発熱して2~7日してから発症することが多いようですが,デング熱にか
かった人がデング出血熱になるかどうかは事前に予測ができません(大人
よりも小児に多発する傾向があります)。発熱が3日以上続いた場合は、医
療機関への受診をお勧めします。また、デング熱感染が疑われる場合には,
鎮痛解熱剤にはアセトアミノフェンを使用し、アスピリン系の使用は避けて
ください。


(4)予防方法
 デング熱には予防接種も予防薬もなく,蚊に刺されないようにすることが
唯一の予防方法です。デング熱発生地域に旅行を予定されている方は,
デング熱を媒介するネッタイシマカ,ヒトスジシマカ等は古タイヤの溝など
のわずかな水たまりで繁殖するため都市部でも多くみられることを念頭に
置き,次の点に十分注意の上,感染の予防に努めてください。
 ●外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少
  なく し,肌の露出した部分には昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3
  時間おきに塗布する。
 ●室内においても,電気蚊取り器,蚊取り線香や殺虫剤,蚊帳(かや)等
  を効果的に使用する。
 ●規則正しい生活と十分な睡眠,栄養をとることで抵抗力をつける。
 ●突然の高熱や頭痛,関節痛や筋肉痛,発疹等が現れた場合には,
  デング熱を疑って,直ちに専門医師の診断を受ける。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
            (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
 ○在東ティモール日本国大使館
  住所:Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste (P.O.Box 175)
  電話:332-3131
     国外からは(国番号670)-3323131
  Fax:332-3130
     国外からは(国番号670)-3323130
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